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上郷地区センター臨時宿泊所の思い出

2011年5月06日  00時00分

4月29日より、臨時の宿泊施設としてまごころネットのボランティアに解放されていた遠野市の上郷地区センターですが、大型連休の終了に伴う参加者数の減少を受けて5月6日をもって、その役割を終えました。

上郷を拠点に活動されたみなさん、お疲れさまでした。多い時には男性190名、女性50名のボランティアの方々が宿泊していましたが、臨時の宿泊所ということで、各自が出したゴミを持ち帰ってもらうなど、さまざまな不便をお掛けしましたが、みなさんの努力とご協力のおかげで、無事に地域の方々にお返しすることができました。

最後に、みなさんの熱い思いや上郷での思い出の寄せ書きした「がんばろう岩手Tシャツ」をセンターの管理、宿直をしてくださった市職員の鈴木さんにお渡ししました。

寄せ書きしたTシャツを手渡す

寄せ書きした「まけないぞ!岩手Tシャツ」

上郷地区センター宿泊者が寄せ書きをしたボランティアの皆さん、鈴木さんを含め市職員の方々、上郷地区の皆さん、本当にありがとうございました。ボランティアの皆さんは、帰った場所で、自分たちが見てきた復興の状況を周りに伝え、お友達を連れてまた岩手に戻ってきてください!!そしてまた会いましょう!!

5 Responses to “上郷地区センター臨時宿泊所の思い出”

  1. Palnt Engineer in MMM |

    皆さんがまいた種は確実に芽を出して次の世代へ引き継がれて行く事と確信しています。 
    新参者ですがこれから地元住民として復興の手伝いを出来る限り続けて行きます。
    私も今回の災害で義理の弟(陸前高田郵便局勤務)を亡くしましたが
    何もしてあげる事が出来ないのでせめて沿岸の復興のために微力ながら手伝いをさせてもらいます。 
     東北人は感謝の気持ちは持っていても口にだしたりするのが下手な人種なので中々行動にも移す事が出来ませんが言葉足らずの所はお察しください。

    いつの日か復興という言葉がみなさんの記憶から薄れる位に三陸の町に輝きを取り戻した時には是非この素晴らしいみなさんと一緒に乾杯と被災者の方々への祈りの気持ちを込めてうまい酒を酌み交わしたいものです。
     今の日本の政治はどうしようもないように感じますがみなさんのようなすばらしい国民がいる間は明るい未来に期待出来そうです。  必ずまた遠野にお越しください!

  2. うおり@鉄 |

    上郷の閉鎖と共に遠野を後にさせて頂いた鉄ちゃんであります。
    本当に手探りで、毎日が改善の日々でしたね。
    内務をもう少しお手伝いしようと考えていたものの、結局は現場三昧になり、あまり貢献できませんでした。

    貢献できたこと、貢献できなかったことさまざまですが、遠野を離れてもできることはいろいろあるはずです。それぞれの地域で遠野応援企画を行う際には、上郷結束力でまた取り組めればいいと考えています。

    P.S. さささんへ
    「長靴洗い場システム」は1997年のナホトカ号重油流出事故の際に確立しておりますので、残念ながら特許は拒否されました(笑)

  3. ささ |

    上郷で頑張ってくれたボランティアの皆様お疲れさまでした。
    4日までスタッフをしていた者です。数々の高圧的態度、暴言に我慢してくださった皆様には心より・・・なんて思っていませんけど。スタッフも皆さんと同じボランティアですから我慢してください。
    上郷は無事閉鎖されたようで安心しております。

    スタッフとそれを支えてくれた仲間たちはGWピークを前に、前任者からスカウトされたわけでもなく、上郷の状態に危機感を持ち本部に個人で情報収集に行き、考え、行動しているうちに、もしかして上郷の人?と声をかけ集まった人です。
    辛かったけど楽しかった。ありがとね。

    なお、長靴洗い場システムにつきましては、私とN 氏で特許を取りましたのでパクる際は岩手県または遠野市に莫大な使用料を納入ください。(笑)

    • セコ |

      お疲れ様でした。
      ご無事でお帰りになられたようで何よりです。

      結局4日以降は上郷での新規受入はなく、混乱なども無かった為、
      撤収もスムーズに終わりました。
      ビールケースの630円はご指示通り本部の募金箱に入れときました。

      ササさん方、先入の皆様達が大部分のルールを作っておいて頂いたお陰で、
      後任の自分の時には混乱も無く、1日現場にも入れました。
      色々とお疲れ様でした&有難うございました。

  4. 伊藤@愛知 |

     たぶん上郷地区センターの入居者第1号となった愛知県の伊藤雄三といいます。20年前、近くの釜石鉱山(釜石線陸中大橋が本拠地)に勤務していた時、若造の私に指導してくれた上郷の人が何人もいたので、上郷滞在は感慨深いものがありました。
     滞在中は外国の方を含めたくさんの方と知り合うことができ嬉しかったです。大半の方が個人参加でしたが、志を同じくするためか周波数がピタリと会いすぐ仲良くなれました。いつまでもこの人たちと一緒に活動したい、そんな思いでいっぱいです。
     連日ボランティア受入れが増える中、多少混乱する場面もありましたが、現場に行かずに運営面の改善をして下さった方には敬意を表します。そして日々の改善のスピードには感心させられました。ここで培った運営ノウハウが必ずいきてくると確信しております。また地域コミュニティーセンターを快く開放して下さった上郷地区住民の皆様、遠野市の職員の皆様にも敬意を表します。
     帰還後も陸前高田のことが頭から離れません。会社員という身分のため連休を利用した腰掛程度の期間しか活動できなかった歯がゆさを感じずにはいられません。連休後にボランティアが減少するのが気がかりで、地元の社会福祉協議会を訪問し、暇そうにしている団塊の世代がいるから至急召集してはどうか、と提言はしてきました。
     当分の間は、勤務先の会社がたくさん法人税を納付できるように微力ながら社内で貢献すること、大学で学ぶ息子達が日本再生に寄与する人材となるように学費を工面することが自分の役割と言い聞かせて暮らしていこうと思います。上郷で出会った皆さんに再会できることを夢見ながら。。。

「陸前高田市広田町大野地区のコミュニティ施設設営事業」は 「平成23年度(復興支援)被災者支援拠点づくり活動補助事業」の 助成金の補助をいただいています。