大槌町吉里吉里地区では、4月から遠野まごころネットのボランティアも参加して津波廃棄木材を利用した薪作りとお風呂の提供が行われてきました。この薪は「復活の薪」としてマスコミにも大きく取り上げられました。現在は、吉里吉里地区民が「吉里吉里国」というNPOを立ち上げ、震災廃棄物もなくなったことから、高知県の「土佐の森救援隊」というNPOの支援を受けて、地域の間伐材を利用した薪作りへと進化しています。
10月22日には、その林業大学校の一環として、 遠野の伝統的な馬を使った木材の搬出である馬搬 (「地駄曳き」と呼びます)の講習が行われました。 この地駄曳きの指導者は、遠野馬搬振興会のメンバーが担い、 遠野まごころネットのスタッフもその中には入っています。 三陸の持続可能な復興に向けて、 遠野まごころネットでは、古き時代から脈々と受け継がれてきた技術に光を当てながら、 三陸の地域の方々とともに、復興のお手伝いをしていきたいと考えています。