農業ボランティアから始まるコミュニティ復活への希望の灯「まごころ百姓隊」
未曽有の東日本大震災の発災から駆け足で時間が過ぎていきます。
しかし復興を目指す長い道のりはまだまだ道半ばです
仮設住宅の小さなスペースを利用した畑づくり、ガレキに埋もれた田んぼの掃除や塩抜きなど、遠野まごころネットは津波被害を受けた農地と、その地域のコミュニティ復興への取り組みを手探りで続けてきました。畑では地域の人々どうしのコミュニケーションが生まれはじめています。
村づくり、コミュニティづくりへの取り組みはこれからが正念場。
今こそみなさんの参加をお待ちしています!!
復興への長い道のりは いま始まったばかり!!
岩手県では復興への取り組みが片時も休むこと無く続けられています。 市街地など、表だった部分の瓦礫撤去は進んでいますが、その後の道しるべがまだまだ見えない状況です。
遠野まごころネットはこれまで、陸前高田市、大槌町、釜石市 などを主な活動地域として、瓦礫撤去や家屋の泥かき、避難所での様々な訪問支援活動などを行ってきました。 仮設住宅での活動としては、テントを持って訪問するカフェ活動や、隣接する休耕地をコミュニティ畑に作りかえる試み(まごころの郷)、津波をかぶった田畑から石や瓦礫を撤去して農地を復活させる試みなどを進めて来ました。そのなかで、被災地の人々の暮らしが海や山や川、伝統の祭りといった、自然や地域の文化に深く根ざしていることを私たちは学んでいます。それらの復元なくして道路や建物だけ作り直しても、復興にならないのでは、という実感を深めています。
新たに始めた畑では、被災した地域の人々、ボランティア参加者、皆が集い、支え合ってゆく新しいコミュニティが生まれ始めています。それが、暮らしの目処が立たない人々にとっての食糧確保や生きがいづくりにもつながればと願っています。
ボランティア参加者が減少することが予想される秋・冬も「人が来る」ことで、被災された方々を励ます「希望の灯」につながります。これは被災地の方々とボランティア側の 双方の「もう一つのふるさと」をつくる試みです。
津波をかぶった農地の場合は、生態系のバランスが傷ついており、多くの課題が予想されますが、それらを克服していくことが、小さな復興モデルを生み出す挑戦なのです。 ボランティアとして参加する私たちにとっても、大きな学びと成長の場にもなるはずです。 農業の知識・経験のある学生さんはもちろん、意欲のある方の参加をお待ちしています。
- まごころ百姓隊にお問い合わせの後、個人/団体のボランティア登録が必要です。
- まごころ百姓隊として参加申し込みをされても、天候や状況によっては瓦礫撤去作業をする可能性があるため、持ち物・装備は一般ボランティアと同じ用意をしてください。
問い合わせ・連絡先
〒028-0514 岩手県遠野市遠野町28地割5(旧ワカバ電装)
遠野まごころネット事務局
0198-62-1001