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5・24 「手紙文庫」の第1弾が6月3日に大槌・吉里吉里小へ

2011年5月24日  16時30分

遠野まごころネットが、被災地の人々を励まし、勇気づける“まごころの支援活動”として4月にスタートさせた、全国から自筆の手紙を添えた本を募集する「手紙文庫」。おかげさまで、数多くの賛同者を得て、この日までに1422冊もの本と200通を超える心温まるお手紙が届きました。現在、事務局内で専任のボランティアさんが、幼児の絵本から大人用の文庫本にいたる多種多様な本やお手紙を分類、整理する作業に追われていますが、このほど贈呈用に製作した本棚の第1号が完成。5月24日、大槌町の臼澤(うすざわ)良一館長(62)のもとに届けられました。

全国から届く本を整理するボランティアの青木麻衣さん



「手紙文庫 遠野まごころネット」と焼印された真新しい本棚を前に臼澤館長は感激の表情。「本はもちろんのこと、いただいたお手紙はすべて、被災者の心情を理解してくださっているすばらしいものです。インターネット、携帯メールの時代ですけど、やっぱり手書きの手紙は心が温まりますし、勇気づけられますね。立派な本箱をいただきましたので、1日にも早く子供たちに届けたい」と話されました。第1弾は、大槌町内の小学校低学年が集まって勉強している同町の吉里吉里小学校に6日3日、贈呈される

届いた本棚と手紙のコピーを前にうれしそうな臼澤館長

2 Responses to “5・24 「手紙文庫」の第1弾が6月3日に大槌・吉里吉里小へ”

  1. 絵本だいすき |

    遠野まごころネットの皆さま
    震災のころは雪まじりの日もありましたが、もう初夏の日差しとなってきました。
    これから暑くなる中でのボランティア活動、お疲れさまです。
    NHKの報道をきっかけに皆さまの活動と手紙文庫の存在を知り、
    私が好きな児童書や絵本を数冊、2週間ほど前に送らせていただきました。
    まだまだ生活も不安定な中、子供たちが笑顔になってくれたらという思いです。
    ボランティアにはうかがえませんが、子供向けの本を選ぶことには目が利くと
    思っておりますので、まだ必要であれば、送らせていただきます。
    こちらのホームページはときどき覗いております。
    本の要・不要など、情報発信していただけるとうれしいです。
    山と海が美しい東北、一日も早い復興を願っております。

  2. 浅井澄子 |

    館長、臼澤さんへ。
    臼澤さん、先日お会いした、静岡の浅井澄子です。
    先日は思わず感極まってしまい、もっとお話したかったのですが。
    支援に行ったつもりが、臼澤さんや、皆さんの頑張っていらっしゃる姿を見て逆に勇気と元気、感動を頂きました。臼澤さんが、「あなた達の励ましが、私の力になる」と言ってくださって本当に嬉しかったです。
    先日、あるお宅の庭の片付けをしていたときに、黒くなった本を何冊か見つけました。「看護学」と書かれていました。ああ、ここのお宅の方は、看護を志していらっしゃったんだ、本を無くされてさぞかし残念なことだろう、と思いました。
    皆さんが一刻も早く日常を取り戻され、なおかつ、仕事や勉強、趣味など余儀なく中断されたものを取り戻されるよう、心から願います。
    職場にも呼びかけて、本をたくさん集めたいと思います。
    臼澤さん、橋渡しをよろしくお願いいたします。
    PS 頑張りすぎてお体を壊すことのないよう

「陸前高田市広田町大野地区のコミュニティ施設設営事業」は 「平成23年度(復興支援)被災者支援拠点づくり活動補助事業」の 助成金の補助をいただいています。