平成23年。津波でどこかから流れ着き、大槌町安渡(あんど)の住宅跡で人知れず芽吹き、人知れず実った3株の米。
「安渡産大槌復興米」と名付けられたこの奇跡の米を、発見者の菊池妙さん、そして妙さんの中学校の同級生・臼澤康弘さんといっしょに、遠野まごころネットは栽培してきました。
妙さんと安渡産大槌復興米
栽培1年目の去年は、大勢のボランティアさん達の協力もあり、無事5.4kgの籾を収穫。
2年目となる今年も、すでに栽培がはじまっています。しかも、去年以上の規模で−−。
最初の作業がおこなわれたのは、4月9日。去年取れた種籾を、水に浸けるところから開始です。
その後、4月13日にこの種籾を浅いバットにまきました。
無事に発芽して、5月7日にはご覧のとおり。
そして5月25日、満を持して田植えを開催しました!
これから秋の収穫の日まで、世話が続きます。
妙さんは一昨年、安渡産大槌復興米で作ったおにぎりを真っ先に食べたい、とおっしゃっていました。
その願い、今年こそ叶えたいところです。
過去の記事
(「新・遠野物語——遠野まごころネット被災地支援への挑戦 2011-2013」254〜257ページもご覧ください)
(文責:柳澤)