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震災への意識が高い神戸で報告会-「バトンが繋がっていく」関西同窓会

2011年11月01日  15時42分

10月29日土曜日、神戸ではじめての、遠野まごころネット関西同窓会主催「災害ボランティア報告会」が開催されました。 震災に対する意識の高い神戸では、週末ごとにどこかでシンポジウムが開催されています。私たちの報告会に人は集まるのかしら…? 不安の必要はありませんでした!神戸新聞、朝日新聞、NHKなど、色々なメディアが告知に協力してくださったお陰もあり、スタッフ含めて50人余りが集結しました。ご来場くださった皆様、ありがとうございました。

今回はゲストに被災地NGO恊働センターの吉椿雅道さんをお迎えして、まず、遠野まごころネットの設立経緯などを皆さんにご理解いただいたうえで、パネルディスカッションをスタート。

前日まで遠野に居た今田真さんにはボランティア未経験の方の為、遠野まごころネット登録の仕方など、ボランティア活動の第一歩について、詳しく話していただいたほか、被災者の方との温かい繋がりのエピソードをうかがいました。

10月半ばに活動した森本樹(みき)さん、5月に一度遠野に入りましたが、10月1日に行われた災害ボランティア報告会に参加して、「もう一度行こう!」と早速行動なさいました。そして、今回はご縁あって生活支援チームで活動することになった経緯を説明してくださいました。

神戸大学の学生である臺(だい)信一郎さん。震災直後から継続して活動している臺さんは、まけないぞう作りの場で、被災者の方に可愛がられ、元気をもらったそうです。学生ならではの視点で、今後も活躍してくれることでしょう。

そして、吉椿さんには、被災地が今抱えている課題などを非常にわかりやすくお話しいただきました。未経験の方にも経験者にも興味深いお話で、ついつい司会も前のめりで聞いてしまい・・・予定時間を30分もオーバーしてしまいました!(反省)

後半は、活発な質疑応答とグループ討議が繰り広げられました。

今回は学生さんの参加者も目立ちました。

定年退職した今、「何か少しでもお役に立ちたいと思うので。。。でも色々不安が」そうおっしゃる男性がいらっしゃいました。自分が行くと、周りに迷惑がかかるのでは?と心配して、二の足を踏んでいるようです。素人ボランティアの集まりである関西同窓会のメンバーだからこそ言える「自分もまったくの未経験でしたよ!」の一言で、男性が「よし、行ってみよう」という気持ちになってくれたなら幸いです。

第1回のボランティア報告会に参加した女性が11月に遠野入りすることが決まるなど、少しずつではありますが、バトンが繋がっていることを実感。今後も、関西で出来る支援活動を、色々な角度から継続して行きたいと気持ちを新たにした一日となりました。

次回の関西同窓会主催「災害ボランティア報告会」は11月19日(土)18時半~ クレオ大阪中央で開催します。
詳細はhttps://sites.google.com/site/magokorokansai/

「陸前高田市広田町大野地区のコミュニティ施設設営事業」は 「平成23年度(復興支援)被災者支援拠点づくり活動補助事業」の 助成金の補助をいただいています。