遠野まごころネット

遠野被災地支援ボランティアネットワーク遠野まごころネット

震災への意識が高い神戸で報告会-「バトンが繋がっていく」関西同窓会

2011年11月01日  15時42分

10月29日土曜日、神戸ではじめての、遠野まごころネット関西同窓会主催「災害ボランティア報告会」が開催されました。 震災に対する意識の高い神戸では、週末ごとにどこかでシンポジウムが開催されています。私たちの報告会に人は集まるのかしら…? 不安の必要はありませんでした!神戸新聞、朝日新聞、NHKなど、色々なメディアが告知に協力してくださったお陰もあり、スタッフ含めて50人余りが集結しました。ご来場くださった皆様、ありがとうございました。

今回はゲストに被災地NGO恊働センターの吉椿雅道さんをお迎えして、まず、遠野まごころネットの設立経緯などを皆さんにご理解いただいたうえで、パネルディスカッションをスタート。

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プレスリリース:「災害ボランティア報告会in神戸」初開催!

2011年10月24日  20時25分

来る2011 年10 月29 日、岩手県の被災地などで実際に災害ボランティア活動を経験した、関西在住のOB・OGで結成する「遠野まごころネット・関西同窓会」は「第2回・災害ボランティア報告会」を開催します。

阪神大震災を経験した神戸では、多くの方が被災地支援に対する高い意識を持っています。しかし実際の所、「ボランティアに行ってみたい、でもどうやって行ったら良いのかわからない」「震災から7ケ月以上経って、そろそろボランティアは必要無いのでは?」など、興味はあっても方法や現状がわからずにいる方も多く、そんな皆さんに、ボランティア活動の為のノウハウと、被災地の最新情報などを提供することにより、ボランティア活動の一歩を後押しするものです。また、11月19日には大阪でも第3回報告会を開催いたします。

詳細はプレスリリースのPDFファイルをご覧ください >> 関西同窓会「災害ボランティア報告会 in 神戸」10月29日

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「子供たちを笑顔にしたいから…」。奇抜なファッションの辻野さんを直撃

2011年6月08日  18時49分

遠野まごころネットでのボランティア活動に「シンプルで質素な服装で行わなければならない」というルールはない。とはいえ、連日被災地での地道な肉体作業に励むみなさんが寝泊まりするボランティアセンターは通常、オシャレをしたり、奇抜な格好で過ごすような場所でもない。ところが、大多数の方々が地味な服装をしている体育館の中に、周囲から明らかに浮いている1人の初老(熟年?)男性がいた。

奇抜な服装で異彩を放っていた辻野さん

辻野義博さんは62歳。兵庫・尼崎市でアクセサリーの制作・販売をされているという。ピンクのスキニーパンツにデニム生地のミニスカート。腰からは様々なアクセサリーが下がり、よく見るとアルミのボトルコーヒー缶までが、灰皿代わりにぶら下がっていた。上半身は肩から裂かれたライダースジャケット。そして極め付きはその髪型。色とりどりの麻が編みこまれた「三つ編み」なのだ。どうみてもアメリカ先住民かレゲエのおっさんだ。とても還暦をすぎた男には見えない奇抜なファッションなのに「出る杭は打たれても、出過ぎた杭は打たれない」というべきか、誰も突っ込みを入れることはなかった。「自分自身の意思表示とアメリカやオーストラリアなどの先住民へのリスペクト精神や」と関西人らしい陽気な笑顔で説明した。どうやら、その真意は「変わった服装をしている人間でも熱いハートを持っていて、やる時にはちゃんとやるのだ。大自然と共存している先住民に対する憧れ、敬意から」ということのようだった。

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5・5 魂の声が聞こえる

2011年5月05日  21時40分

郡(こおり)美矢さん(41)は、生まれつき耳が聴こえない。兵庫県但馬市にある耳の不自由な方々の通う小さなキリスト教会で、手話で聖書の言葉を伝える「ろう牧師」を務めている。親友の米国人宣教師ナンシー・ジョルダンさん(62)と、彼女の夫エドさん(64)の車で、遠野にまでやってきた。忙しい仕事をやりくりし、ゴールデンウイークに2日間だけの日程でボランティアに志願。しかし、4日の午前4時に出発し、夕方6時に仙台までたどり着いたところで、3人は悪天候と疲労でギブアップ。やむなく知人宅に宿泊し、再び早朝から遠野を目指したが、まごころネットに着いたのは午前10時。すでに、沿岸の被災地へ行くすべてのバスは出た後だった。被災地まで40~50㌔離れた遠野からの毎朝の無料送迎バスを逃せば、その日は現地での活動はできない。「まごころのシステムをよく知らなかったんで、3人で『え~!!』という感じでした。本当は、こちらでも被災された障がい者のための仕事をしたかったんですけど、残り1日だけじゃそんなことも言ってられませんからね。何でもやろうと、今日の仕事にかけていました」。ジョルダンさんとまごころの手話通訳の助けを借りながらも、自身も大きく口を動かして笑顔で話した。

明るくポーズをとる郡美矢さん(右)とナンシーさん(中央)。左はまごころネットの手話通訳ボランティアの奥園美恵子さん

明るくポーズをとる郡美矢さん(右)とナンシーさん(中央)。左はまごころネットの手話通訳ボランティアの奥園美恵子さん

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被災者…そしてボランティア

2011年4月27日  19時12分

遠野まごころネットの個人ボランティアとして、23日から遠野に滞在中の松下達也さん(49=会社員)は、神戸からやってきた。22日の夜に家を出て、夜行バスと電車を乗り継いで23日の朝に仙台に着いた。そのまま、周辺の被災地には目もくれず、人生で初めてのボランティア活動のため、縁もゆかりもなかった岩手の地に乗り込んだ。 (さらに…)


「陸前高田市広田町大野地区のコミュニティ施設設営事業」は 「平成23年度(復興支援)被災者支援拠点づくり活動補助事業」の 助成金の補助をいただいています。