いまでもカフェ隊は、大船渡・大槌・釜石・遠野などで活動し続けていますが、今回はその一つの遠野でのお茶っこの様子をお知らせします。

12月14日、遠野に一つだけある仮設住宅「希望の郷『絆』」でお茶っこを開きました。１時から開始の予定でしたが、早くから常連さんがちらほら来てくださり、１時には多くの方が集まってくださいました。みなさんとても楽しそうにお話しされていましたが、震災当時のことを話されることもあり、胸が苦しくなるような体験をお聴きすることもありました。

復興は進みつつありますが、被災の現場でしか触れることでしかできない様々な課題があります。お茶っこではその中でも、被災された方の新たなコミュニティー作りと、震災の精神的ストレスを少しでも減らせるようお手伝いをしています。特技があるボランティアさんがそれを披露することや、イベントを開く片隅でお茶っこをすることもあり、そうして楽しんでいただいた方に「次のお茶っこはいつ？」「次も楽しみにしてるよ」と声をかけていただくたびに私は元気をもらっています。

みなさんも、お茶っこで体も心も温まりませんか？

（記事・写真：遠野カフェ隊　隊長 佐藤博紀）