沿岸部、大槌町にある曹洞宗江岸寺に立ち並んでいる墓石。ここにある墓石の多くが震災の影響で損壊してしまいました。現場には多くの墓石の破片や壊れた仏像などが散乱し、とても目を当てられるものではありませんでしたが、「多くの先人たちが眠っているこの場所をもう一度、綺麗な墓地にして故人に安らかに眠っていただこう」と墓地の清掃活動を始めることに。活動5日目となる今日は大槌町のボランティアセンターの方々と手分けして作業を行い、泥出し・瓦礫の撤去・損壊した墓石の片付けなどを行いました。
まごころネットのメンバーとして活動して頂いた日本バプテスト宣教団が発足した災害ボランティアチーム、東北ケアさんの中には、ボランティア活動をするために遠路はるばるアメリカから来られたボランティアさんも多く見られました。 炎天下での力作業であるこの作業では急病人が出たこともあるそうで身体的にもきつい作業ではありますが、まごころネットからは連日50~100人のボランティアが参加していて、多い日には一日に4・5t程の瓦礫などを撤去しているそうです。
男性は力作業を、女性は力が無くてもできるような作業を主にこなしていき、各々が体調管理に気を配りながらの作業となっていました。