サンタの皆様へ
このたびは「サンタが100人やってきた!プロジェクト2012」にご参加いただきまして、まことにありがとうございました。今年も地元の方々の喜びの声の中、無事イベントを終了することができました。寒い中、サンタとしてイベントにご参加いただきました皆様に、心からお礼申し上げます。
さて、皆様にはクリスマスプレゼントの形をした「まごころ」を被災地へ届けていただきましたが、もうひとつだけ届けていただきたいものがあります。
それは今回皆様が「被災地で見聞きしたこと」です。
それは今回皆様が「被災地で見聞きしたこと」です。
あの東日本大震災から、1年9か月以上が経過しました。瓦礫は片付きました。物も手に入るようになりました。避難所も岩手県内ではすべて閉鎖しました。でも、今回皆様がご覧になったように、被災地はいまだ復興したとは言えない状況です。
かつて家やお店が並んでいた町の中心街は、空き地のままです。まだたくさんの方々が仮設住宅やみなし仮設などで暮らしています。仕事を見つけられていない人も大勢います。多くの方々が以前の暮らしを取り戻せないまま、不安や悲しみを抱えて日々を送っています。そういったことは、被災地の外では、あまり知られていません。
被災地の現状を知らせるため、東日本大震災のことを風化させないため、今回皆様が被災地で見聞きしたことを、ご家族やお友達などまわりの方々にお伝えください。イベント期間中「サンタ」だった皆様は今、「語り部」です。被災地のことを世に伝えて行く貴重な存在です。皆様が語り継いでいくことは、きっと被災地の復興の力になるはずです。
遠野まごころネットがこれまで、被災者によりそい、被災地のためにやってきたことは、「かたづける」活動が主でした。これからは、「つくりあげる」活動です。
復興支援はいよいよ本番。大勢の力が、まだまだ必要です。おりがありましたら、ぜひともまた活動にご参加ください。遠野まごころネットは、復興が成し遂げられるその日まで、ずっとここで活動しています。
皆様の遠野へのお帰りを、心からお待ちしております。
平成24年12月25日・クリスマス
特定非営利活動法人遠野まごころネット事務局総務部マネージャー
サンタが100人やってきた!実行委員長柳澤 亮
サンタが100人やってきた!実行委員長柳澤 亮
追伸 サンタ衣装を提供していただいた皆さまへ。マハムニプロジェクトの赤松重彦様より感謝の言葉が届いておりますのでご紹介いたします。「快くご協力いただいたサンタの皆様に心から感謝申し上げます。バングラデシュの子ども達にも皆様の暖かい気持ちを一緒に届けてきます!!」
以上