「三陸海の盆」は、毎年8月11日、東日本大震災により犠牲になった人々を偲び、震災の悲劇を永遠に忘れないためにおこなわれてきた郷土芸能の競演行事です。2011年の大槌町、2012年の釜石市、2013年の大船渡市に続き、今年2014年の第四回は、岩手県山田町・大沢漁港で開催されました。
山田町は、大槌町の北・宮古市の南に位置する、太平洋に面した町です。主要な産業は漁業。特に品質の高いカキの養殖で有名なところです。
今回の会場となった大沢は、本州最東端・重茂半島の根元に位置し、集落の南側が山田湾に面した潮風が吹く地域です。 山田町は東日本大震災で大きな被害を受けましたが、特に被害が大きかった地域の一つが大沢です。
2014年8月11日(月)、大沢のみなさんからもご協力いただいてはじまった第四回 三陸海の盆は、開演前から終了まで、満員のお客様にご来場いただきました。
山田町長の佐藤信逸様にもお言葉をいただきました。
今回ご出演くださったのは13団体。午前10時から夕方6時まで、様々な芸能の競演が繰り広げられました。
1.オープニングセレモニー 子ども虎舞(山田町・山田町第一保育所)
2.行山流水戸辺鹿子躍(宮城県南三陸町)
3.桜舞太鼓(釜石市)
4.黒森神楽(宮古市・黒森神楽保存会)
5.北上鬼剣舞(北上市)
6.大乗神楽(北上市)
7.崎浜大漁唄込(宮城県気仙沼市)
8.藝道宗演歌舞練会(陸前高田市)
9.黙祷・焼香・献花
10.桂文福一座(大阪府)
11.大沢虎舞(山田町)
12.臼澤鹿子踊(大槌町)
13.濱守栄子ライブ(大船渡市出身)
14.大沢大神楽(山田町)
実行委員長で遠野まごころネット理事長でもある臼澤良一の挨拶をもちまして、第四回 三陸海の盆、無事終了いたしました。
最後に出演してくださったみなさん、ご来場くださったみなさん、地元のみなさん、サポートしてくださったボランティアのみなさん、そしてスタッフで記念撮影。
終わった後、空に虹がかかっていました。
【第四回 三陸海の盆は、公益財団法人世界宗教者平和会議様と公益社団法人企業メセナ協議会GBFund様のご支援により開催されました】