東海地方の小学生から高校生までで編成され、55年の歴史を誇るNHK名古屋青少年交響楽団。これまで、夏の定期演奏会、そしてクリスマスのコンサートを通じて、遠野まごころネットの被災進学生支援奨学金プロジェクト「まごころサンタ基金」にたびたびご寄付くださってきました。そのNHK名古屋青少年交響楽団の皆様の第50回の定期演奏会が、2015年8月5日(水)、愛知県芸術劇場コンサートホールで開催されました。
今回も開場前から多くの方が列をつくり、大盛況。開演前には募金を呼びかけるためのロビーコンサートが開催されました。毎回このロビーコンサートを楽しみにしておられる方が多数いらっしゃいます。
ロビーコンサートと同時に、楽団員の子供たちが募金活動をしてくれました。最初は恥ずかしそうにスタートですが、徐々に大きな声で元気よく。コンサート前で、落ち着かない時間だと思いますが、毎回、新しいメンバーががんばってくれています。
コンサートでは今村能さんの指揮で、リストの交響詩「レ・プレリュード」ハ長調、ブルッフのヴァイオリン協奏曲 第1番 ト短調 作品26、サン=サーンスの交響曲 第3番 ハ短調 作品78「オルガン付き」が演奏されました。独奏はヴァイオリンが長尾春花さん、オルガンが大木麻理さんです。
ステージ奥に壁のように設置されている、大きなオルガンにもご注目ください。
今回の演奏では、愛知芸術劇場コンサートホールが誇る国内最高水準と言われるオルガンが奏でられました。
ステージと客席が一体となった素晴らしい演奏に、拍手が鳴りやみませんでした。
当日配布されたプログラムには、NHK名古屋青少年交響楽団の理事長・長縄様のメッセージといっしょに、遠野まごころネットの理事長・臼澤良一からのメッセージも掲載していただきました。
また会場では、愛知県在住の川橋さんが遠野まごころネットの支援グッズの販売をお手伝いをしてくださいました。川橋さんの説明で商品の魅力を知ったご来場の皆さまが、次々と支援グッズをお買い上げくださり、完売しました。購入してくださった皆さまとボランティアの川橋さん、ありがとうございました。
この日、会場内で集められた募金 94,187円とコンサートの入場料収入の一部 140,000円を合わせた234,187円は、今回もまごころサンタ基金にご寄付いただきました。NHK名古屋青少年交響楽団の皆様、いつも本当にありがとうございます! 来年春に進学する岩手県沿岸被災地の受験生に支給する奨学金として、ありがたく使わせていただきます。
※今回の公演の模様は、8月16日(日)の15:30~16:30に、東海三県(愛知・岐阜・三重)でNHK「Eテレ」で放送予定です。東海地区の皆さまは、是非ご覧ください。NHK名古屋青少年交響楽団のコンサートは、本年12月28日(月)にも開催されますので、どうぞお楽しみに。