いいたて雪っ娘。
「までい」な農村文化で名高い福島県飯舘村特産のとても品質の高いカボチャです。
数十年におよぶ改良を経て、ようやく品種登録ができたのが2011年3月。
直後に発生した東京電力福島第一原子力発電所の事故のため、飯舘村では栽培できなくなってしまいました。
いいたて雪っ娘が飯舘村に帰れるその日まで、気候が似た岩手に避難させる「種の保存」プロジェクトを遠野まごころネットが開始したのが昨年。
飯舘村の菅野元一さんと渡邊とみ子さんのお墨付きをいただけるほどのカボチャを収穫することができました。
より一層の収穫を目指そうと、今年の栽培がスタートしています。
畑の準備をして……
まずは5月17日、陸前高田市「上長部の郷」で種まきです
5月21日には大槌町小鎚でも種まきをしました
さらに、5月28日には遠野市綾織の畑にも、6月4日には同じく光興寺の畑にもまきました。
去年に比べ、耕作面積は2.5倍です。
そして5月28日、上長部の郷で……
芽が出ました!
今年は空梅雨で、成長がどうなるか心配です。
なんとか去年以上の収穫を上げて、いいたて雪っ娘を世に広めたいと思っています。
過去の記事
(「新・遠野物語——遠野まごころネット被災地支援への挑戦 2011-2013」300ページもご覧ください)
(文責:柳澤)