2011年の東日本大震災の発生以来毎年8月11日の月命日、犠牲になった人々を偲び、震災の悲劇を永遠に忘れないことを目的に、地元の郷土芸能の競演行事「三陸海の盆」が岩手県沿岸で開催されてまいりました。第一回の大槌町、第二回の釜石市、第三回の大船渡市、第四回の山田町に続きまして、第五回となる今回は地元の皆様のご尽力により初めて県境を超え、宮城県気仙沼市で開催されました。
会場となったのは、唐桑半島の御崎観光港。今は復旧していますが、東日本大震災の津波による被害を受けたところです。
朝10時、早くも満員のお客様を迎え、地元気仙沼の松圃虎舞保存会のみなさんの公演で行事はスタートしました。
1. 松圃虎舞(宮城県気仙沼市)
2. 開会セレモニー
3. 広田御祝い(陸前高田市)
今回の三陸海の盆では、地元気仙沼の劇団のみなさんにご演出いただきました。
4. 行山流水戸辺鹿子踊(宮城県南三陸町)
5. 河内音頭(大阪・河内家菊水丸)
菊水丸様に製作を依頼した「百年音頭」に「震災のことを忘れない」という思いを歌詞に綴られた大阪・樟陰高等学校のみなさんもご競演です。
太鼓正様から今年も太鼓のご寄贈をいただきました。太鼓の内側はなんと金箔張りです。
6. 桜舞太鼓(岩手県釜石市)
7. 北上鬼剣舞(岩手県北上市)
8. 黒森神楽(岩手県宮古市)
9. 臼澤鹿子踊(岩手県大槌町)
10. 献花・黙祷
11. 大谷大漁唄込み(宮城県気仙沼市)
12. 神止七福神舞(宮城県気仙沼市)
13. 鮪立大漁唄込み(宮城県気仙沼市)
14. 唐桑浜甚句(宮城県気仙沼市)
15. 崎浜大漁唄込み(宮城県気仙沼市)
16.バイオリンデュオ(Everly)+地元・中井小学校のみなさん
お客様は最後まで満員でした。
17. フィナーレ
最後はみんなで「ふるさと」を歌いました。
満員のお客様を迎えて、朝から夕方までに及んだ公演も無事終了。
最後に地元のみなさん、出演してくださったみなさん、ご来場くださったみなさん、ボランティアのみなさんで、記念撮影。
みなさん、ありがとうございました。
【第五回 三陸海の盆は、公益財団法人世界宗教者平和会議様をはじめとする大勢の皆様のご支援により開催されました】