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まごころネットにテーマソング「この空の下」誕生!!作詞作曲は千葉和(なごみ)事務局長

2011年5月25日  09時50分

遠野まごころネットの誇る“ソンガーシングライター”こと、千葉和(なごみ)事務局長(47)が、東日本大震災で被災した故郷・岩手へのほとばしる熱い思いを込めて作詞作曲した新曲「この空の下~復興への祈りを込めて~」が完成。このほど、連日ボランティア約150人が寝泊まりする総合福祉センター体育館で、コーラス部分のレコーディングが行われた。6月中にスタジオ録音を行い、別録の楽器演奏、そして今回のコーラス部分を付け加え、7月から岩手復興支援チャリティーCDとして、1枚1000円で当ホームページを中心に大々的に発売する。

<デモテープの試聴はこちら>

体育館でボランティアたちと一緒に歌う千葉事務局長

まごころネットが誕生する前日の3月26日から、壊滅的な被害を受けた被災地を奔走してきた千葉事務局長は「ずっと各地を回りながら、数々の人たちと出会った中で感じた気持ち、魂、想いを全部入れました。ボランティアは心の種まき。目に見えない力は必ずつながると信じています」と話した。中学時代からギターと歌作りを始め、これまで作詞作曲した歌は約100曲! 海外放浪生活などを経て、20年前から遠野に定住。農業を営みながら、友人たちと結成したデクノボーブラザーズのリーダーとして06年には「デクノボー宣言」、昨年も「森のコビトたちの歌」という自主制作CDもリリースするなど、遠野の芸能界では知る人ぞ知る有名人だ。今回も日々のボランティア活動の中で、心に浮かんだフレーズをノートに書き留め、音楽の神様が与えてくれるインスピレーションを感じた瞬間、マイカーの中でギターを片手に30分で作り上げたという。

ほうきをギター代わりにしておどける千葉事務局長

一見コメディアン風な外見とは対照的に、尾崎豊を思わせる美声で歌い上げる旋律は、悲しいまでに感動的。コーラスに参加したボランティアから、すすり泣きが漏れるほどの美しい名曲に仕上がった。お世辞はまったく抜きで湧き上がる絶賛の声にも「出来栄え? みなさんに聞いてもらって評価してもらいたい。ただ、できるだけ多くの人と一緒に歌えるような曲をつくりました。日本中、世界中の人たちにも口ずさんでほしいですね」と細い目を細めた。全国のマスコミ、音楽関係者のみなさん! 前代未聞の震災ボランティアミュージシャンのメジャーデビューへ! ご協力をお願いします!

「この空の下~復興への祈りを込めて~」   作詞・作曲・歌  千葉和

体育館で熱唱する千葉事務局長

時計の針が止まっている
あの日の記憶とどめるように
失ったもののその大きさに
立ち尽くし風が舞う
心の奥に閉じ込めた痛みを
とりのぞくことはできないけれど
今の自分のこの想いを
精いっぱい伝えたい

同じ北のふるさとに
生きてきた俺たちがここにいる
一人じゃない 
つながっている
信じている
この空の下

ずっと昔の話じゃない
どこか遠くの話でもない
多くの命 眠るふるさとに
風が吹き抜ける
今はとても苦しいけれど
とても辛いけれど
それでも今を生きているあなたへ
この歌を届けたい

愛し北のふるさとを
思い続ける仲間がここにいる
一人じゃない 
つながっている
信じている 
この空の下
 
同じ北のふるさとに
生きてきた俺たちがここにいる
一人じゃない 
つながっている
信じている
この空の下
同じ空の下

7 Responses to “まごころネットにテーマソング「この空の下」誕生!!作詞作曲は千葉和(なごみ)事務局長”

  1. 水本 一男 |

    録音の時のことを思い出します。みんな一緒に大きな声で歌いました。大変に心に残る、いい歌です。早く、どのようにすれば、手に入るのか教えてください。

  2. kugen |

    ボランティアで商売をしているようにしか見えませんが。販売する理由はありますか?純粋なボランティア精神であれば、テープにとって配布すればよいのでは?

    • 遠野まごころネットスタッフ |

      1枚1000円で販売し、製作費以外の全額をまごころネットの活動費と被災地への
      義援金に充てるためです。
      金額の詳細と内訳は、まだ製作されていないため、未定です。

  3. 土屋 雄也 |

    こんにちは! 遠野まごころネットでは色々お世話になりました。千葉さんのおかげで小友小中学校の清掃の隊長?をやらせて頂き大変勉強になりました!体育館のレコーディングには行けませんでしたが、大槌町のまごころ広場で聞いた時は涙が出そうでした!!今は静岡にいますが、また遠野に帰りますのでその時はよろしくお願いします! 

  4. coba |

    泣けた!

  5. 荒井明子 |

    パハヤチニカの愛読者です。編集長が歌手だなんて知らなかった。ゆうどきネットに出演されるときは、早めに教えてね。

  6. 古口 正康 |

    遠野まごころネットさんにお世話になる初日にこのレコーディングに
    参加することができました。
    なんてすばらしい歌なんだろうと感動しました。最初、佐野元春かと
    思いましたよ。
    ボランティアから帰った今でも、このメロディが頭から離れません。
    これを聞くと、一緒に活動した全国各地のばらばらな仲間の顔が浮かんで
    きます。すばらしい歌をありがとうございます。

「陸前高田市広田町大野地区のコミュニティ施設設営事業」は 「平成23年度(復興支援)被災者支援拠点づくり活動補助事業」の 助成金の補助をいただいています。