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6.21まごころネット・まごころ広場に軽自動車が寄贈されました!

2011年6月22日  03時25分

自動車を寄贈してくれた高塚さん

まごころネットに5台、まごころ広場に1台の計6台の軽自動車が寄贈されました。そのうちの一台には被災地へのメッセージがたくさん書かれており、見るだけで元気をもらえるようなものもありました。これらの自動車を贈呈してくれたのは静岡県浜松市で自動車ディーラーをしている高塚苑美さん(34)。高塚さんはテレビのニュース番組で避難所やボランティアセンターに車が足りないという報道を受けて今回の贈呈に踏み切ったのだそうです。

被災地でボランティア活動をする上で自動車は欠かせません。特にまごころネットのようなベース(基地)となる場所から作業現場までの移動に自動車が必要なボランティアセンターには、無くてはならない存在です。

まごころ広場うすざわの館長、臼澤良一さんは今回自動車が贈呈されたことについて「立派な自動車をもらったので被災者に対してより手厚い支援をしなければなりませんね」。と語り、加えて「赤浜や安渡などのようにまだまだ状況が大変な地区があります。そのような場所に行くのにも、仮設住宅への引っ越し準備を手伝うのにも、かけはし広場との連絡・連携を取るのにも自動車は活用できるでしょう」。とも語りました。これからまごころ広場を増やしていこうと考え、喉から手が出るほど自動車を欲しがっていた矢先に今回の話があり臼澤さんは「タイミングの良さを感じた。車体に書かれたメッセージを多くの人に読んでもらって元気を出してもらいたい」。と非常に嬉しそうに語りました。

高塚さんになぜ自動車を寄贈したのかと尋ねたところ「物資による短期的な支援はいくらでもできるがそれはあくまでも短期。車は長期的な目線で見ても必要とされていて、それにも関わらず数が少なかった。もし活動で使わなくなったとしてもそれを地元の方々に使ってもらえばいいと考えた」。と語ってくれました。「募金するのは誰でもできることだが、お金の行く先はわからないし、支援者から被災者へのメッセージも伝えることができない」と語る高塚さんは「自分が動いて周囲を巻き込み、人脈や自分の能力を活かした支援をしていきたい」。と語ってくれました。

寄贈された自動車と。

3 Responses to “6.21まごころネット・まごころ広場に軽自動車が寄贈されました!”

  1. HEAD |

    すばらし〜〜い!単なる思いつきでできる支援ではないですね。
    現地をしっかり思いやり、完全復興迄しっかりサポートできる支援を、と考えてくれたのですね。
    その車が被災地へ毎日思いやりを運んでくれる。
    私からもありがとうございます。

  2. 堀込和佳 |

    いつも活動報告見させていただいています。
    4月に一日だけ参加させていただき陸前高田の状況にただただ呆然でした。
    自動車は本当にありがたいでしょうね。
    このように思うだけでなく実行する方たちを見ると、私もとにかく動こう!と思わせられます。(思うことももちろん重要だと思います)
    また近々参加させて下さい。
    実家が岩手なのでいつも気になりつつ、日々の生活でばたばた。
    なので、活動報告はこれからも見させてもらいます!被災者の方達、まごころネットのみなさま、応援しています。

  3. 静岡県ボランティア協会 鳥羽茂 |

    静岡県浜松市の髙塚苑美さんが本当にBIGなプレゼントをされている記事に、同じ静岡県に住む者として、とても嬉しくなりました。凄い。ありがとうございます。髙塚さんのように会社経営をされている方や資産をおもちで被災地支援にあたり何かお役に立ちたいと思われている方はたくさんいらっしゃると思います。そうした方々が具体的な行動に出てくださることをさらに期待しています。静岡県浜松市は、スズキやホンダといった自動車やバイクの製造メーカー、ヤマハさんやカワイさんのようなピアノメーカーなど楽器製造の会社もあり、遠野まごころネットが受け入れ窓口となって、被災地の復興に向けた支援の輪をさらに大きくしていくことができると思います。高塚さん本当にありがとうございます。私どもの静岡県ボランティア協会も遠野まごころネットにかかわらせてもらい支援活動にかかわらせてもらっています。引き続いて静岡県から岩手県への支援をこれからも続けていきましょう。

「陸前高田市広田町大野地区のコミュニティ施設設営事業」は 「平成23年度(復興支援)被災者支援拠点づくり活動補助事業」の 助成金の補助をいただいています。