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朗報!上長部のひまわりが発芽しました

2011年7月18日  14時21分

農援隊スタッフとして活動中の及川真由美さんが陸前高田市の上長部(かみおさべ)地区について報告してくださいました。この地区で瓦礫撤去や水田の清掃作業などのボランティア活動に参加し、ようやくまいたヒマワリの種がその後どうなったのか気になっている皆さんも多いと思いますので、現在の様子をお伝えします。

陸前高田市の上長部地区では、被災直後からボランティアの皆さんが流出したサンマや瓦礫の撤去、ヘドロのかき出し作業を着実に続けてきました。こちらの田んぼには今、生命力に満ちあふれたひまわりが無事に発芽してすくすくと育っています。

かわいい芽が出てきました

被災されながらも耕作を諦めない地元農家の方々のご協力もあり、そこで活動している私達ボランティアと地元の皆さんとの間にも少しずつ信頼関係が生まれてきているように感じます。汗を流してひたむきにまごころのバトンを繋いできたボランティア活動によって、瓦礫に覆われていた田んぼはひまわりが発芽できる状況にまで回復しました。お花が大好きな地元のお母さんに発芽したひまわりの写真を見せたところ、大変喜んでいらっしゃいました。

がれきを取り除ききれいになった田んぼ

及川さんが大船渡の農業改良普及センターに田んぼの現状や今後の見通しについて相談されたところ、ここまで回復していれば雨での除塩などを経て、来年は水田として水稲の作付けが可能になる見込みだろうとの話でした。これは驚異的なスピードでの改善だそうです。7月末には近くの仮設住宅への入居がはじまり、たくさんの方々が不安の中で新たな生活をスタートされる予定です。そこに明るく美しいヒマワリが咲くことで、被災された方々の心に少しでも寄り添うことができればというのがボランティア活動にかかわったみんなの願いです。

作業中に木陰でひと休み

植物の生命力のみならず、地元の方々や全国から集まるボランティアのマンパワーに及川さん自身も日々、勇気をもらっているそうです。 及川さんからのメッセージ:みなさんありがとう!これからもみんなでまごころのバトンを繋げて活動していきましょう!

7 Responses to “朗報!上長部のひまわりが発芽しました”

  1. ブログのアドレスです。
    http://hamakaze007.blog.fc2.com/
    また、検索サイトに「フェニックス救援隊」と入力していただきますとご覧いただけます。

  2. 私設ボランティア・チーム、フェニックス救援隊 代表の古川と申します。
    6月16日に陸前高田のバイパス沿いにある雇用促進事業団のアパートの反対側に向日葵の種を200粒と球根100個を植えておきました。残念ながら向日葵が7つ位、球根は3つのみ芽を出しました。7月18日にベゴニア、19日にサルビアとクヌギを植えてきました。
    またその際、そちらに参加されているミドリさんというボランティアの方が、水撒きを手伝ってくださいました。有難うございました。ブログに向日葵の芽他写真を多々、貼っておりますので、よろしかったらご覧ください。

  3. 鈴木光浩 |

    上長部地区にて数日作業の手伝いに参加させて頂いた際にひまわりの種を植えた畑も目にしていたので、ひまわりの成長を楽しみにしています。
    実際には土質の影響などもあり、撒いた種が全て育っているかは微妙な所かと思いますが、必ずいつか大きく育ち、大輪の花を咲かせて地元の方や作業に携わった方々の希望のシンボルとなりたくさんの種を実らせて世界中にひまわりの輪が広がる事を期待しています。  上長部地区は連日活動のおかげで、確実に前進してはいますが、まだまだまだ多くの人たちの助けを必要としています。  他にも多くの地域の方が支援の協力を待ち望んでいる人たちがいる事でしょう。
     どうか活動に参加されたみなさんが自分たちの地域に帰られた際にこの現状を他の方々へも伝えて支援の輪を広げて頂きたいと思います。  
    暑い夏がいよいよやってきましたがこのエネルギーをやる気に変えて日々頑張ってください。 雨にも負けず風にも負けず雪にも夏の暑さにも負けず!!!
     個人の都合により毎日参加することが出来ませんが、皆さんへの思いは震災以降一日も忘れることはありません。  
     くれぐれも事故、怪我だけは注意してみんなで協力して頑張ってください。

  4. 鈴木光浩 |

    上長部地区にて数日作業の手伝いに参加させて頂いた際にひまわりの種を植えた畑も目にしていたので、ひまわりの成長を楽しみにしています。
    実際には土質の影響などもあり、撒いた種が全て育っているかは微妙な所かと思いますが、必ずいつか大きく育ち、大輪の花を咲かせて地元の方や作業に携わった方々の希望のシンボルとなりたくさんの種を実らせて世界中にひまわりの輪が広がる事を期待しています。  上長部地区は連日活動のおかげで、確実に前進してはいますが、まだまだまだ多くの人たちの助けを必要としています。  他にも多くの地域の方が支援の協力を待ち望んでいる人たちがいる事でしょう。
     どうか活動に参加されたみなさんが自分たちの地域に帰られた際にこの現状を他の方々へも伝えて支援の輪を広げて頂きたいと思います。  
    暑い夏がいよいよやってきましたがこのエネルギーをやる気に変えて日々頑張ってください。 雨にも負けず風にも負けず雪にも夏の暑さにも負けず!!!
     事情により毎日は参加することが出来ませんが、皆さんへの思いは一日も忘れることはありません。  くれぐれも事故、怪我だけは注意してみんなで協力して頑張ってください。

  5. 笹森 怜子 |

    及川さん
    大槌のイベント会場でお手伝いさせていただきました。
    あの時みなさんに提供させていただいた苗たちが、無事に育っているかとても気になっています。
    あの後も活動を続けられているのですね・・・
    ひまわりの芽、なんだか私もうれしくなります。私はわずかなお手伝いでしたが、ほんとに一歩ずつやるしかなく、でも一歩ずつでも・・・なんですね。
    日々少しずつでも前に進めていることを信じています。
    また、行きたいと思っていますが、今は自分ところからできることをしつつ、みなさんの活動を応援しています。体調など崩されませんように。

  6. 桐山信子 |

    7月上旬に、陸前高田の上長部にて、向日葵の種植えに参加させていただいたものです。
    当日はとても暑く、まだまだ異臭も漂う中、沢山のボランティアの方々と一緒に願いを
    込めながら種植えを行いましたが、こうやって、芽が出ているところを実際に目に出来るなんて、とても嬉しいです。日々暑さが増す中、作業を現地で続けていらっしゃる皆さんの姿勢には頭が下がります。何よりも、被災地で今なお暮らされている地元のかたがたに喜びになっているとのこと、本当に良かったです!!ご報告に感謝いたします。

  7. 佐山淳 |

    木陰で休んでいるボランティアの一人です。この日はものすごく暑く、水を撒いてもすぐに乾いてしまうほどでした。それでも双葉を見つけたときはみんな大喜びでした。すくすくと育ってほしいと思います。

「陸前高田市広田町大野地区のコミュニティ施設設営事業」は 「平成23年度(復興支援)被災者支援拠点づくり活動補助事業」の 助成金の補助をいただいています。