岩手県沿岸の皆様のもとを100人のボランティアサンタが訪問する恒例の復興支援クリスマスイベント「サンタが100人やってきた!2015」、開催を迎えました。
「サンタが100人やってきた!」は、ボランティア・サンタによるクリスマスプレゼントの配布を通じて、岩手県災地の子ども達、そしておとな達に、「忘れてはいない!」という励ましのメッセージを送ることが主旨のイベントです。震災の記憶が風化しつつある今、被災地の現状を発信すること、そして配布用プレゼントを現地購入することで地域経済を支援すること・地域振興をおこなうこともまた主旨の一つです。東日本大震災発生直後の2011年クリスマスにはじまり、今年で5回目となります
初日となる12月23日(水・祝)、今年もおおぜいのボランティア・サンタさん達が遠野に集まってくれました。
「サンタが100人やってきた!」の創始者、加倉井誠さんも来てくださいました!
初日は大槌町と遠野市の皆様を訪問。陸前高田市と大船渡市の視察もします。
◯大槌町
準備しておいたプレゼントを持って……
まずは小鎚第8仮設団地の集会場で開催されていたクリスマス会におじゃまさせていただきました。
お菓子の詰め合わせだけでなく、音楽もプレゼント。
その後は小鎚第8仮設団地と小鎚仮設団地とその周辺を訪問させていただきました。
子どもたち、喜んでいました!
お昼ご飯は町内のシーサイドタウンマスト様でいただきました。イベント開催3日間すべて、地元のお店を利用します。このイベントの目的のひとつである経済支援の一環です。
そして被災地の現状を発信するために、サンタさんたちには大槌町の現状をご覧になっていただきました。
ガイドは大槌町で被災し、小鎚の仮設住宅で暮らす遠野まごころネット理事長の臼澤良一です。
城山から大槌の市街地を見学。
サンタさん達がご覧になった光景。住宅もお店もまったく再建されていません。
旧・大槌町役場も訪問。
大槌北小跡にある福幸きらり商店街で買物。ここでも経済支援です。
大槌たすけあいセンターと大槌みらい工房、「はーぶの郷」で、遠野まごころネットの「コミュニティづくり」「なりわいづくり」活動についての説明も聞いていただきました。
◯遠野市
市内の仮設団地・希望の郷「絆」のサポートセンターのクリスマス会に参加させていただきました。
◯陸前高田市&大船渡市
翌日のイベントを控え、陸前高田市と大船渡市を視察。気仙大工左官伝承館、Cafeレストランクローバー、きっぴんセンターにおうかがいしました。
「サンタが100人やってきた!2015」初日は無事終了。このイベントでは2年ぶりに仮設団地を訪問しましたが、子ども達の笑顔が印象的でした。イベントの目的である「忘れてはいない!」という励ましのメッセージを送ること、被災地の現状を発信するためにボランティアサンタさんに現状を知っていただくこと、そして地域を経済支援すること、すべて果たせたのではないでしょうか。みなさん、ありがとうございました!
明日は引き続き大槌町、そして陸前高田市におうかがいします。
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