東日本大震災の悲劇を永遠に忘れないため、そして
会場となったのは、たろう観光ホテル前の特設ステージ。田老は「津波たろう」と言われるほど繰り返し津波の被害を受けてきた土地です。たろう観光ホテルも東日本大震災の際に被災しました。
地上6階建てのこの建物の、3階部分まで津波が押し寄せたそうです。今は震災の記憶を未来に伝える震災遺構として保存されています。
わざわざ大阪よりお越しくださった河内家菊水丸一座。
2011年に大槌で開催された第一回からおなじみ、三陸海の盆といえばこの方々です。
一座の向かって左は太鼓正の南本社長、右は第七回「三陸海の盆」実行委員会の松本会長。松本会長は黒森神楽保存会の会長でもいらっしゃいます。
プレイベントでは、第七回三陸海の盆の成功を願い、菊水丸師匠が河内音頭を披露してくださいました。
河内家菊水丸姫路後援会様から義援金が寄付される一幕も。
そして今年もまた、大阪の太鼓正様から大太鼓をご寄贈いただきました。
今年の太鼓は、田老の海の色をイメージした美しい青の太鼓です。
叩き初めの後、太鼓は地元・宮古の山口太鼓様のもとへ。
実行委員会の松本会長から太鼓正の南本社長へ感謝状が贈呈されました。
河内家菊水丸様、太鼓正様、今年もありがとうございます。お気持ちを胸に、本番もしっかりつとめさせていただきます。
第七回三陸海の盆は、8月11日(祝・金)10時より、田老町漁協前で開催されます。地元の黒森神楽や山口太鼓をはじめ、芸能12団体が競演いたします。ぜひ、ご来場ください。
第七回 三陸海の盆
日時 : 平成29年8月11日(金・祝)10:00〜16:30
会場 : 田老町漁業協同組合前(岩手県宮古市田老)
主催:第七回三陸海の盆実行委員会
構成団体:宮古市、田老町漁業協同組合、黒森神楽保存会、WARADUKA、宮古市観光文化交流協会、NPO法人立ち上がるぞ!宮古市田老、田老地区復興まちづくり協議会、たろちゃん協同組合、NPO法人遠野まごころネット(順不同)
特別協賛:公益財団法人 世界宗教者平和会議日本委員会
協賛:北上市文化財活性化実行委員会
協力:アルトの世界
後援:岩手県沿岸広域振興局、久慈市、釜石市、大船渡市、陸前高田市、遠野市、気仙沼市、山田町、大槌町、岩泉町、南三陸町、野田村、田野畑村、朝日新聞盛岡総局、読売新聞盛岡支局、毎日新聞盛岡支局、岩手日報社、河北新報社、東海新報社、NHK盛岡放送局、テレビ岩手、岩手めんこいテレビ、岩手朝日テレビ、IBC岩手放送、エフエム岩手
スケジュール(予定)
10:00 オープニング 山口太鼓(宮古市)
10:20 開会セレモニー
10:40 摂待七ツ物保存会(宮古市)
11:10 大宮神楽伝承保存会「綾遊び」(田野畑村)
11:40 中野七頭舞(岩泉町)
12:10 臼澤鹿子踊保存会(大槌町)
12:40 桜舞太鼓 鼓舞櫻会(釜石市)
13:10 崎浜大漁唄込保存会(気仙沼市)
13:40 伊勢流黒岩大神楽(北上市)
14:10 パミールの花(東京都)
14:40〜15:00 追悼行事・逐次献花(14:46 黙祷)
15:00 城山虎舞保存会(大槌町)
15:30 小田代直子(宮古市)
16:00 黒森神楽保存会(宮古市)
16:30 閉会挨拶
17:00〜 おらほの夏祭りへ
入場無料
※イベントをお手伝いいただけるボランティアの方を募集いたします。詳細は遠野まごころネットのホームページに近く掲載いたします。
◯「三陸海の盆」これまでの歩み